バドミントンの情報>特性を見極めてバランスを知っておく

ラケットの重心の位置によって、重心がグリップ側に近い
もののことを、「トップライト」、それとは逆に重心が
ヘッドよりになっているものを「トップヘビー」と呼ば
れます。正確に言うと、重心の位置だけではなく、重さ、
スウィートスポットなどによって、同じ重さのラケット
でもスイング時に感じる重さやシャトルに与える力が
違ってきます。

YONEXのカタログをみてみると、
「スウィング指数」として表示されていますが、これは
このことを指しています。
この指数が少ないものは、スイングするときに、軽く感じ、
大きいものは重く感じます。

トップライトのラケットは、振り始めの加速が良いため、
レシーブが簡単になり、またラケット操作時のエネルギー
消費が少ないので、疲労感が少なくなります。
しかし慣性が少ないのでシャトルに与えるエネルギーその
ものは小さくなってしまいます。そのため、ダブルスを行う
時にはドライブなどで効果を発揮します。

トップヘビーのラケットは、慣性が大きいため、シャトル
に与えるエネルギーが大きくなりますので、スマッシュの
速度が上昇します。
しかし、 振り始めの加速が悪いため、とっさのレシーブなど
にはあまり向いていません。また、慣性が大きいせいもあり、
スイングにそれなりの力が要求されてきます。そのため、
ある程度余裕がある状況で打つシーンが多いシングルスで
効果を発揮します。